美と健康メンテナンス特集 / 肌ケア

肌の美しさを追求しよう!大地のチカラの肌講習②

誰しもが持ってる肌の悩み。コラーゲンやヒアルロン酸、名前は知ってるけど、その関係性について良く知らない。年齢とともに変わる美肌ニーズに応える素材を3回に分けてご紹介します。題して、大地のチカラの肌講習。
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美と健康を学ぶ 肌ケア 肌の美しさを追求しよう!

<肌講習 Lesson2>
肌を知らなきゃ対策を練ることができないわ!

続いての肌講習は、肌構造についてです。
まずは肌が何からできてるか?肌の細部を拡大して見てみましょう。

皮膚は表皮・真皮・皮下組織から成り立っており、その中に性質の異なる層が積み重なる構造をしています。

肌細部

セラミドを摂取して、肌の潤いを取り戻そう

まずは、表皮の最も外側にあり、水分保持と皮膚のバリアーを担う角質層から始めましょう。

角質層には、レンガのように角質細胞が積み重なっていますが、そのレンガをくっ付けてバリアーを強固にしている成分がセラミドです。このセラミドのおかげで、水分が肌から蒸発するのを防ぎ、アレルギー等の外敵から肌を守ってくれます。つまり、肌のうるおいのカギは、セラミドが握っているといっても過言ではありません。

ただし、このセラミドは歳を取るにつれ、だんだん体内で作りにくくなるため、肌がカサカサになったり、刺激に対して弱くなってしまいます。

健常人皮膚とセラミドが不足した乾燥皮膚の比較

メラニン対策が美白やシミを制する

続いて、肌の美白としみの原因となる基底層に注目します。
表皮と真皮の境目に位置する基底層には、皮膚の色素をコントロールするメラノサイトという細胞があります。紫外線を浴びると、メラノサイトから紫外線からのダメージから肌を守るために、メラニンという黒の日傘を作り出します。肌は常に新陳代謝をしているため、作られたメラニンもしばらくすると表皮から剥がれ落ちる仕組みになっているのですが、新陳代謝が低下していたり、何度も紫外線を浴びたりしていると、メラニンがいつも通りに剥がれ落ちず、しみやそばかすとして残ってしまうことがあります。これがしみやそばかすができる原因です。

新陳代謝は、約28日の周期で入れ替わりますが、歳をとるにつれ長くなることが知られています。周期が長くなればなるほど、メラニンを含んだ垢が剥がれ落ちにくくなってしまい、シミやそばかすができやすくなるというわけです。

β-クリプトキサンチンはメラニンを作るのに必要なチロシンキナーゼという酵素の分解することで、メラニンの合成を抑制することが報告されています。つまり肌を黒くさせる成分を根本的に作らせなくさせることで、美白に導くことができます。

β-クリプトキサンチンによるメラニン合成抑制

コラーゲンでプルプル肌

さて、どんどん肌の奥深くまで潜り込んでいきます。全てはつながっていますからね。
次の主役はプルプル成分で知られるコラーゲンです。コラーゲンは、繊維状のたんぱく質で、皮膚以外にも身体の様々な箇所で臓器を作るための素材として使われています。しかしその40%はこの真皮層に存在し、肌に弾力と柔軟性をもたらします。

紫外線を浴びることによる肌への刺激は、日傘の役割をするメラニンが守っているというお話をしましたが、それでも守り切れない場合があります。その場合は、紫外線がこの真皮層まで到達し、コラーゲンやエラスチンが破壊されてしまいます。そうなると、真皮に存在するコラーゲンが減り、コラーゲンによって支えられているヒアルロン酸も減少していきます。これがシワやたるみ、肌荒れの原因です。

β-クリプトキサンチンに含まれる脂質成分は紫外線により壊れた皮膚損傷を修復することで、しわやたるみを防止することが報告されています。またハナビラタケは、コラーゲンやヒアルロン酸を生み出す働きをする線維芽細胞であるNHDF細胞を増やすことがわかっています。

さらに更年期を迎え、肌の新陳代謝が弱まった女性がエクオールを摂取したところ、シワの深さや範囲が改善されたという報告もあります。

ビタミン・ミネラルも忘れずに!

このように皮膚はいくつもの層が積み重なっている集合体ですので、それぞれの部位を個別に守る対策を立てていくことが大事です。ただし、その原因となる紫外線やアレルギーは共通しており、全ての層にその影響は及びます。

となると、美肌を守るためには家に閉じこもって太陽の光を浴びないのが一番?かというと、それはそれで問題です。

例えば、ビタミンDは太陽の光を浴びることで体内で作られます。外出しないでいるとこのビタミンDが不足し、骨代謝が正常に働かなくなることから、骨粗しょう症や骨折などのリスクが高まります。さらに腸内環境や免疫力にも影響を与え、風邪やインフルエンザ、アレルギーやうつ病などに掛かりやすくなるといった報告があります。紫外線対策をする場合は、ビタミンDを多く含む、きくらげやハナビラタケなどの食品を摂取することも忘れずに。

また、不足すると髪や肌の「つや」がなくなる鉄分に関しても、積極的に摂取する必要があります。鉄分はレバーの他、カツオ・アサリなどの魚介類、ホウレン草や小松菜などに含まれていますが、女性は生理により気付かないうちに鉄分不足になる方が多いといわれているため、ラクトビオン酸により体内の吸収率を高めておくのがいいでしょう。

最終回のLesson3は「内外美容で真の美しさを手に入れる」です。どうぞお楽しみに!

大地のチカラの肌講習のシリーズ

この記事の監修者

橋弥院長
会員制人間ドック「カルナ・メドサロン」橋弥 尚孝院長
  • ・大阪大学医学部卒業
  • ・大阪大学 特任准教授
  • ・日本抗加齢医学会 評議員
  • ・脳心血管抗加齢研究会 評議員