美と健康メンテナンス特集 / 肌ケア

どうして肌が衰えるの?
Part2「ターンオーバーとNGケア」

肌を老化させてしまう原因は、人によってさまざま。生活習慣が肌の生まれ変わりを阻害したり、まちがった肌ケアによることも…。
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美と健康を学ぶ 肌ケア ターンオーバーとNGケア

ターンオーバーの乱れは生活習慣が原因

肌は一見、いつも同じ状態のように見えますが、実は日々入れ替わっています。この生まれ変わりがスムーズに行われないと、肌が衰えていくのです。
肌の内側では新しい肌細胞が生まれ、肌の表面から古い細胞がはがれ落ちています。こうした肌の生まれ変わりを「ターンオーバー」と言います。ターンオーバーは、一般的に28日=4週間とされています。肌の「表皮」の最も深いところでできた新しい肌細胞は、肌表面に向かって順ぐりに押しあがっていき、28日かけてはがれ落ちます。このターンオーバーが正常に行われることで、健康で美しい肌が保てるのです。
しかし、ターンオーバーの周期がさまざまな理由によって乱れると、肌トラブルが生じてきます。表皮のいちばん外側にある「角質」が古いまま残り続けると、セラミドなどの保湿成分が不足した、水分をキープできない肌状態になり、乾燥が進みます。これは小ジワの原因にも。また、古い角質がたまることで、透明感が失われてくすんだ肌になります。
そして、新しい細胞が生まれないことから、メラニンが排出されず、肌にとどまってシミにも。さらに傷やニキビが治りにくくなったり、痕が残りやすくなります。
ターンオーバーは、20歳をピークに28日周期より遅くなっていくとされ、加齢の影響は大きくあります。しかしたとえ若くても、偏った食生活、お酒の飲み過ぎやタバコ、過度なストレスなど、生活習慣によっても乱れて、美肌を損なうのです。なお、新しい細胞が生まれるのは、おもに睡眠中なので、睡眠不足になるとターンオーバーが進みません。しっかりと睡眠を取ることは美肌をつくる第一歩です。

眠っている女性

まちがったケアで肌が老化する

また「キレイな肌のために」と信じて行っているケアが、逆に肌を衰えさせていることも!
たとえば「肌の洗いすぎ」。洗顔料は、肌の汚れだけでなく、潤いを守るセラミドなどの成分や、肌に必要な常在菌も洗い流してしまいます。皮脂量の多い10代の頃ならともかく、大人の女性なら、頻繁に使いすぎることの無いように気をつけましょう。皮脂の分泌が少ない方は1日に何度も洗顔料を使用する必要はありません。

また、クレンジング剤も、洗浄力が強すぎると、有効成分まで洗い落とすことに。メイクの濃さに合わせて選びましょう。なお、ふきとりタイプは、摩擦で肌に負担をかけるのでおすすめできません。
スキンケアで起こる摩擦は、肌細胞を壊すことにつながります。肌にいい成分を与えるのはいいですが、あれもこれもと使いすぎると、その摩擦が刺激となって、肌を痛めます。ローションなどをバンバンと強く顔にはたき込むのもNG。強く肌に当てたからといって、中まで浸透するということはなくかえって悪影響を与えるだけ。なるべく摩擦を減らすため、手を横に滑らせず、スタンプを押すように、肌に押し込むのが正解です。あなたを美しく見せてくれる肌は、やさしくいたわってケアしましょう。

乾燥肌をケアする女性

(企画編集/からだにいいこと)

どうして肌が衰えるの?特集のシリーズ

この記事の監修者

廣瀬先生の写真
廣瀬 嘉恵先生
  • 皮膚科医。銀座よしえクリニック総院長。肌治療だけでなく、頭髪や痩身など、女性のトータルビューティを目指す施術を行う。国際抗老化再生医療学会、日本美容外科学会(JSAS)他所属。