カラダを創る自然の恵み / β-グルカン

β-グルカンを豊富に含む(スーパーフード)「ハナビラタケ」

ハナビラタケは「話題のスーパー成分」β-グルカンを含む幻のキノコ。免疫力だけじゃない、抗アレルギー効果や美肌効果もある、まさに(スーパーフード)です。
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β-グルカン メインイメージ ハナビラタケ

幻のキノコ「ハナビラタケ」に含まれるβ-グルカンとは

幻のキノコ「ハナビラタケ」の凄さを知ってもらうために、まずはそのハナビラタケに含まれる「β-グルカン」についてご説明します。

皆様はβ-グルカンをご存知でしょうか?
昨今の機能性表示食品で見たことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

β-グルカンは、エネルギー源として、良く知られているブドウ糖がたくさん集まった塊を指す言葉であり、その結合の違いで免疫力を高める効果が現れたり、機能性表示食品として多くの商品が発売されている糖の吸収をおだやかにしたりする効果が現れたりします。

今回の主役となるハナビラタケには、いくつもの種類があるβ-グルカンのうち、B1→3グルカンと呼ばれるものが、たくさん含まれています。ご自身が本来もつ力に役立つキノコ「ハナビラタケ」の魅力をたっぷりとご紹介します。

ハナビラタケ

「ハナビラタケ」のチカラ

ハナビラタケはスーパーフード

ハナビラタケは、β-グルカンを多く含むキノコ類の中でも飛びぬけてβ-グルカンの含有量が多く、乾燥重量当たり40%超含まれるものも発見されています。β-グルカン含有量が10%~20%のキノコ類が多い中でハナビラタケはスーパーと呼ぶにふさわしいキノコではないでしょうか。

β-グルカンの含有量比較(乾燥100gあたり)

幻のキノコ ハナビラタケ

そんなスーパーフード、ハナビラタケはそう簡単に手に入りません。
なにせハナビラタケは標高1000メートル以上の山の中に自生しており、生える量も比較的少ないため、幻のキノコなのです。しかも健康に良いだけでなく、味も香りも絶品とあっては、世界でも重宝されています。

ハナビラタケ(学名:Sparassis crispa)は、カラマツやアカマツ等の針葉樹に発生する白あるいは薄い黄色の大きなキノコで、枝分かれした先端が花びら状に波打っていることから命名されました。欧米では「カリフラワーマッシュルーム」と呼ばれ、日本、中国、韓国、ヨーロッパ、ロシア、北米に分布します。

日本では北関東~北海道の山奥に、夏~秋にかけて短い期間に発生します。シャキシャキして香りも良く、おいしいキノコとして一部のキノコ好きには知られているようですが、なかなか発見しにくいキノコです。1993年に世界で初めて埼玉県の農業高校の研究グループが栽培を成功させ、その後改良され今では年間数百トンの生産が可能となったものの、まだまだ希少なキノコと言えます。

ハナビラタケ

ハナビラタケの気になる効果

β-グルカンというと免疫サポート機能が注目されますが、実はその他にも私達の美と健康を支える機能性が報告されています。ここでは美肌とアレルギーに関わる研究発表をご紹介します。

アレルギーからも守ります

せっかく化粧水などで保湿で肌を守っていても、かゆいかゆいと肌を掻いてしまったら、皮膚細胞が壊れ台無しです。またアレルギーでくしゃみや鼻水が止まらない。そんな顔は表に出せない!

そんな貴女の悩みにもハナビラタケは寄り添います。

アトピー性皮膚炎を発症させたマウスにハナビラタケを投与したところ、アレルギーの強さを示す血中IgE濃度と引掻き回数が、通常の半分程度に抑えられました

マウスアトピー様症状改善機能試験

さらに花粉症の症状にも、ハナビラタケは効果的でした。鼻掻き回数やくしゃみが抑えられました。

マウス花粉症様症状改善機能試験

ハナビラタケのそのメカニズムはアレルギーに関与する細胞の崩れたバランスを整えることによって、アレルギーを改善するのではと推察されています。

シーソーの写真やイラスト

ハナビラタケで皮膚の内側から美しく

皮膚組織の中にあり、コラーゲンやヒアルロン酸を生み出す働きをする細胞にハナビラタケを加え、培養したところ、コラーゲンを増やす働きが向上したことが報告されています。

さらに、シミの原因となるメラニンを作る働きを持つメラノーマ細胞にハナビラタケを加えて培養したところ、ハナビラタケを加えていない群に比べて黒色度が薄まったことが報告されています。

つまり、ハナビラタケにはコラーゲンを増やし、お肌をツヤツヤプルプルにさせる効果があることに加え、メラニンを作り出す働きを弱め、美白に導く効果があるというわけです。

コラム:ビタミンDも多く含むハナビラタケ

ハナビラタケにはβ-グルカンの他にも、年齢とともに皮膚での合成量が低下するビタミンDも多く含んでいます。

ビタミンDを多く含む食品との比較

医学専門家の先生に聞いてみよう!

  • 女性
  • 橋弥先生

ビタミンDが欠乏するとどうなるの?

ビタミンDが欠乏すると、カルシウムの吸収力が低下し、骨代謝が正常に働かなくなることから、骨粗しょう症や骨折などのリスクが高まります。さらに最近では腸内環境や免疫力にもビタミンDが関わっており、欠乏すると風邪やインフルエンザ、アレルギーやうつ病などに掛かりやすくなるといった報告があります。 アメリカ、カナダ、オーストラリアなどでは、研究結果を受け、すでにビタミンDの摂取目安量を以前の2-3倍に引き上げる国策を採っています。

ビタミンDは食品から直接摂取する以外に、日光に当たることによって体内で作ることができます。しかし、あまり外出しない方、外出する際は必ず日焼け止めをつけるようにしているという方は、ビタミンDが不足していることがあります。

女性はビタミンDを多く含むを積極的に摂取するようにしましょう。

まとめ

一般食品よりも、ある特定の健康成分を多く含む食品のうち、主に植物から摂れるものは「スーパーフード」と呼ばれますが、免疫力向上だけでなく、美肌効果や抗アレルギー作用も大きいβ-グルカンを多く含むハナビラタケはまさにスーパーフードと呼ぶにふさわしい食品です。一般社団法人日本スーパーフード協会においても、ハナビラタケの商品を日本で初めてのジャパニーズスーパーフードとして認定しました。

そんなスーパーなフード、ハナビラタケ。貴女も食べてみたくなったことでしょう。
地域によってはスーパーに並ぶ場合もあるとのことですが、やはりそこは幻のキノコ。なかなかお目にかかれるものではありません。見つけたら是非一度買ってみてください。食べた方によると、独特な歯ごたえが美味しく、やみつきになるとのことですが、ただでさえ希少なハナビラタケにやみつきになったら、困りますね。

内外美容で一段階上の美を目指す方には、セラミドとの併用摂取をお勧めです。
美と健康に響く、大地のチカラを感じられる成分ハナビラタケ、β-グルカンが多いだけではありません。

この記事の監修者

会員制人間ドック「カルナ・メドサロン」橋弥 尚孝院長
会員制人間ドック「カルナ・メドサロン」橋弥 尚孝院長
  • ・大阪大学医学部卒業
  • ・大阪大学 特任准教授
  • ・日本抗加齢医学会 評議員
  • ・脳心血管抗加齢研究会 評議員

参考文献

  • 「ハナビラタケ、セラミドの美容効果、およびその組み合わせによる新規美容素材」
    著 山田宗紀 食品と開発 Vol.40, No.12, Page.74-77
  • ハナビラタケの抗アレルギー作用
    著 植村康一 Foof Style21 Vol.10, No.7, Page.1-3, 2006