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子供の湿疹が心配で心配で

保湿をすれば肌のトラブルは解消できますか?
小さい子供には、どのように保湿すればよろしいですか?
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保湿の方法

保湿をすれば肌のトラブルは解消できますか?
小さい子供には、どのように保湿すればよろしいですか?

プロフィール:
橋本千夏(27歳) 専業主婦
夫(29歳)
長男(1歳)
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お困りごとストーリー

結婚して間もなく妊娠して長男を出産しました。
すべてが初めてで慣れないことばかり。
ネットで調べたり、人に聞きながら手探りで育児をしています。

長男は乳児湿疹がなかなか治らず、アトピーの可能性があると医師に言われましたが、その後、病院で頂いた薬で少しずつ回復しました。

しかし、アトピーまでいかなくても、肌がいつも乾燥気味で、傷が「とびひ」になったり、肌のトラブルが非常に多い状態です。

保湿をすれば肌のトラブルは解消できますか?
小さい子供には、どのように保湿すればよろしいですか?

先生のアドバイス

大人と子供、そして生まれたばかりの乳児では、それぞれアトピー性皮膚炎が発症する部位と形が異なることが知られています。小さい子の場合は全体的に肌が、湿っているというか、ぐにゅぐにゅしているわけです。これが小学校ぐらいからカサカサしてきて、大人になると残念ながら完全に乾燥してしまいます。

乾燥しているのも良くないのですが、新生児のぐにゅぐにゅした皮膚も弱いので、そこからアレルギーの元になる抗原が肌に侵入しやすいのです。小児用の塗り薬というものがあるので、小児科や産科で相談して、小さいころにしっかり皮膚のバリアーをしてあげて下さい。そうすれば、皮膚からアレルギー抗原が入ってくるのを防げるので、体内でアレルギー反応が起こらず、大きくなってからもアトピーや喘息、アレルギー性鼻炎に罹りにくい身体を作ることができます。

大人は乾燥する場所に塗りますが、子供は全身に塗ります。
普通は肘や膝の裏といった、関節の曲げ伸ばしをするところや、首の周りに塗ります。
洋服が擦れるところを含めて塗るようにしましょう。

アレルギー抗原が入った場所、入る量によって、アレルギーになりやすい状態、なりにくい状態がありますが、そもそも入るのを減らすことを心がけます。保湿をして、水分蒸散量をできるだけ抑えるのが重要です。

この記事の監修者

大阪大学名誉教授 荻野敏先生
大阪大学名誉教授荻野 敏先生
  • 大阪大学医学部卒業後、1995年から2013年まで同大学医学部で教授を務め、現大阪大学名誉教授。耳鼻咽喉科領域におけるアレルギー疾患の診断・治療のスペシャリストとして、アレルギー関連の臨床試験において850本以上の文献に名を連ねる。疫学的研究や医療経済学への知見も深く、消費者のライフサイクルに健康食品を組み込む術のアドバイスも行っている。